【彗星写真】ラヴジョイ彗星C2014/Q2 探し方と撮り方

彗星写真を求めて 撮影場所の選定

偉そうなタイトルを振っていますが、しょぼいです。
今回は彗星を見に天体観測のメッカ?
静岡県は富士山麓、朝霧高原へ行ってきました。
天体の写真では、明かりが敵になります。月が出ていない時間や、三日月~新月を狙います。
また、関東では東京の明かりが酷いので、写真を撮る場合は東京の方向と目的の天体の位置を意識する必要があります。

今回は朝霧高原ならうまく取れそうだったのですが風が強くて、強烈な寒さの中
ちょっとなめた服装で行ったら30分で撤退となりました^^;
このシーズンは完全武装推奨ですね。
話は戻ってラヴジョイ彗星です。
日に日に尾の形が変わってるということや、4等を切ってかなり明るくなったとのこと
自宅付近で横着撮影した前回のままで済ませるにはあまりにも惜しかった。

彗星撮影 事前準備

前回はオリオン座から探しましたが、早くもプレアデス星団近辺にまで移動しています。
常に最新の情報で、探すのがいいですね~。
パンスターズ、アイソンから彗星のデータとしてよく見ているサイトが吉田誠一さんのHPになります。
最近はスマホの天体観測用ソフトもいい感じで、Star Walkなどの有料ソフトも大体の位置の特定に重宝しています。

彗星の探し方

で、実際どうやって探すかですが
自分の場合はカメラを使ってトライアンドエラーで探しています。
具体的にはカメラに望遠レンズを装着して、広角端で適当に撮ります。
ラヴジョイ彗星は今のところエメラルドグリーンの目立つ天体なので、写野に収まっていればすぐわかるかと。
そこから徐々にセンターに移動→ズームを繰り返すことで導入していきます。

あれば、双眼鏡でだいたいの位置を確認するのもオススメです。
筆者も一台持っていて、下記はVixenの上級機ですがこれの中級機でニューフォレスターという機種になります。価格帯的にはちょうど良くなかなか見やすいのでオススメしたいのですが、もう生産終了になってしまっていました。
8×42の8が倍率、42がレンズの口径を表しています。WPは防水。
天体用途で高倍率は罠です。手振れで目的の天体を見失いやすくなります。8倍くらいがちょうどいい。
逆に口径は大きめを、光を取り込む面積が広いので当然明るく見えます。

彗星の撮り方

撮影は、尾を引く彗星をとらえたかったこともあり自分はポラリエ使って追尾しました。
とりあえず彗星をということであれば、三脚があれば行けそうです。
ISOを高めに設定して、広角気味のレンズでシャッタースピードを落として行きましょう。

何とか撮れたんですが、いまいちですね。
それでも何とか、尾がうっすらと分かります。
手元の失敗ショットとも合わせて、核のサイズからすると長い尾を引いています。
本当はノイズ低減のため、複数枚を合成するつもりがじっくり撮影する余裕がなく
赤道儀の設定も甘かった~。
結果、ずれた写真が量産されてしまい・・・。
まだまだ星の写真は奥が深い。
チャンスがあれば、リベンジしたいところです。
しかし、この彗星は日本からの観測にはとても条件がいいと思います。
皆さんも満点の星空を見る機会があれば、是非観測してみてください。
2月くらいまでは明るいらしいですよ。眼視は双眼鏡が欲しいかなぁ~。