【スパルタンレース】大人の障害物レースが過酷すぎた

初めてのスパルタン スーパー in 相模湖プレジャーフォレスト

ブログサボってる期間の回顧録になります。時は遡ること2017年10月21日。
筆者は相模湖プレジャーフォレストにいた。
そう、友人にそそのかされ、世界最高峰の障害物レースと名高いスパルタンレースに出場するためだ。

https://www.spartanrace.jp/ja/race/obstacles/obstacle-details

ブログ中に出てくる障害の詳細説明は↑を参照。

5kmじゃ物足りないっしょ~。
楽しく泥だらけになろうぜ~。なんて言いながらエントリーしたのはミドルクラスとなるスーパー。
10kmの道のりを走りつつ、25個の障害物をこなすルートだ。

なお、この回は日本で2回目の開催だった。
我々はオープンでの参加のため賞金が出ないが、ゆるめのクラス。
楽しく走りましょうとランニングに励む日々を過ごし迎えた当日。

レース当日の様子

えっ?何この雨。道に川できてんですけど~。(iphoneで手振れ写真ですみません)
そう。この日は、折しも台風直撃の前日。翌日は中止になった幻のレースだったのです。
このレースを走った連中は魔の二期生と筆者は呼んでいます。
一応三回参加していますがビーストも含めて一番辛いレースになりました^^;

コースマップはこんな感じ。スーパーは青いルートになります。

レースは泥との闘い

スタートでスパルタンレースのテーマ曲である映画「300」調の音楽を聴き
司会がレースを盛り上げます。恒例のWho am I? I’m Spartan! Aru aru・・・をやってスタートです。

筆者です。これはbarbed wire crawlというスパルタンレース恒例のしんどい障害です。
泥の洗礼を受けます。
なお、この時の泥が絡みつくとってもヘビーな泥でして服が重くなりました。
ポッケにお土産の泥もたくさん入りました。
他のレースも後ほど載せますが泥の質が全然違います。

Sandbag carryです。約30kgの砂入り袋を持って200m歩きました。走れません^^;
なお写真は大会ごとにポイントがあって撮ってくれます。
受付で番号を貰えるので後でサイトで回収できます。

Rope Climb。筆者の苦手科目。勝率1/3と低いです。
相模湖では最後の方の登場で力尽きてました。

総じて、人工障害物以上に天然の障害物(泥)との戦いでした。
何なら、人工泥と天然泥で二色の泥の河ができているエリアがあったり。
坂道に泥で天然の滑り台ができていたり。

他にも狭いコースがあって大渋滞していたのもこの大会の特徴でした。
2回目ということで会場のセッティングも不慣れなところがあったのでしょう。

最後にビフォアアフター。

大会後の流れ

この大会が一番撤収に苦労しました。
まずシャワールームが温水なのは良いのですが、当日が寒すぎたこともあり大渋滞で1h待ち。
その辺の蛇口で冷水で洗い出す人も出るわ、その蛇口にも列ができて待つわ。

結局筆者は、並んでいられなかったので、ゴール特典でもらえる500mlのペットボトルの水とタオルで泥をざっくり洗い流しました。

レース場を後にして、車で高尾まで移動し日帰り銭湯で流すことになった次第です。

第二回 スプリント in 水上 宝台樹スキー場

それから時は過ぎ、2018年9月8日。
我々はまたスパルタンレース会場にいた。
懲りない奴らである。今回はスプリントにエントリーした。

スプリントはエントリークラスで5kmのコースに20種程度の障害がある。
魔の二期生である我々にとっては今回のレースは小雨。
距離も5kmと短く。ヌルめな雰囲気だった。

そんなこんなでコース。
今回からはスキー場でアップダウンがより強調されたコースになっている。

レース前の様子。雨強くなってる・・・。
観客席近くになるべく障害を集めて退屈させない作りにしたのだろうか

レース 5kmとはいえスキー場の高低差は辛い

レースは恒例のスタート。
2回目ともなると帰ってきた感がある。
Aru aru・・・

スタート同時に最初の登りを延々走る。
ちょこちょこ現れる障害を越えて頂上付近で泥水に潜るっていう・・・。

Bucket Brigade
小石満載のバケツを持って練り歩く(本当は走る)障害。
徐々に腕に来るヤツ。

それにしても服が相模湖の汚れ具合と全然違う。
この日は芝生上のさらっとした泥で問題なかったです。

本当はレース中の写真は2か所くらいで撮られているのですが、この時は1枚でしたとさ・・・。
Sandbag carryで足を滑らせて骨折してる方がいたり、油断できないレースです。

最後のFire Jumpで無事完走

最後にビフォアアフター。やっぱ相模湖おかしい。

大会後の流れ

今回は大きなシャワーが設けられていてシャワー難民になることはなかったです。
ただし、出てくる水は極寒。
冷たすぎて長時間浴びれないのも流れを作るには良かったかも。

相模湖ではイベントブースを見る気力が全く湧きませんでしたが、この日は余力があったのでブース見学。クラフトビールの屋台が来ていてケグを使ったバーピージャンプに挑戦などやってました。

あとは大会で被った泥を洗い流せる洗剤のブースとかね。いい商売してらっしゃる。
なお、貰った試供品でしっかり泥は落とせました。
リスペクトで↓に商品のリンクを貼っておきます。

第三回 総仕上げのビースト in GALA湯沢

三回目は2019年9月15日。スパルタンレースで最もハードなクラスであるビーストにエントリー
日本初上陸とのことで、こんな長いコース来るとは思っていなかったから2回目でスパルタンへの挑戦は終わりかなぁと思っていました。

この日は新兵器のSuunto Ambit3も持って行ったのでGPSデータが取れています。
この機能使ってみたくて、記事書いたっていう。

ビーストは20kmに30以上の障害物が設置されているコースになります。
加えて今回もスキー場なのでアップダウンが激しく体力的に厳しいレースになりました。

レースの様子

というか過去2回が悪天候で涼しく(寒く)走れたのに対し、今回はピーカンの晴天。
9月ということもあり初めての暑いレースになりました。
最初服装ミスって熱中症手前まで行ったのは痛恨のミス。
実際いきなり急登なのでそこで熱中症になっている方もいました。

Dunk Wall
泥水に潜って壁の下をくぐる障害。
暑い日は楽しみな障害です。一気に泥水にまみれてスパルタンレース感が出てきます。

今回も写真が1か所しか撮られていませんでした。
残念~。

ちょっと脱線して障害の話

本当はもっと障害の話とかも入れたいんですけどね。
写真がなくて面白味がない。
とりあえず、筆者の好きな障害ランキングでも出しますかね

筆者の好きな障害ランキング 5選と理由
  1. Z-Wall:クライミングのトラバース要素のある障害
  2. Olympus:同上
  3. Spear Throw:槍投げで的に当たるかどうかの一発勝負 勝率1/3
  4. Monkey Bar:雲梯。距離が結構遠い。自宅にある雲梯はこの練習用に少し幅広にしてある
  5. Dunk Wall:泥水に浸かって泥を落としたいとか、ほてった体を冷やしたいとか
筆者の嫌いな障害ランキング 5選と理由
  1. Bucket Brigade:重くて地味に長い距離を歩く。バケツが刺さって痛い
  2. Sandbag Carry:重くて地味に長い距離を歩く。刺さらない分マシ
  3. Armer:重くて・・・以下略
  4. Plate Drag:そこまできつくはないけど腰に来る
  5. Hercules Hoist:力尽きたあたりで出てくるしんどいやつ

というわけで最後のビフォアアフター
とにかく暑くて大変でした。20kmはほぼ一日の戦い。

大会後の流れ

GALA湯沢は行きは走って、帰りはゴンドラになりました。
この時、一緒に走った友人はスキー場の坂はゴンドラで上がるもんだよと名言を残しました。

こちらも冷水シャワーで泥を流すことができました。
徐々に大会運営も何が必要か理解しているのでしょう。

車を置いた越後湯沢駅までが少し大変でしたが湯沢なので日帰り温泉には事欠きませんでした。
夕飯は走った後でがっつり食べたいということで越後湯沢駅でラーメン食べました。
足の皮がずる剥けでしばらく痛かったです。

これからチャレンジする人へ

準備しておくべきマストアイテム

1.シューズ

これがないと始まりません。
専用の靴が出ているのでそれもいいと思います。

最低限必要な性能
  • グリップ力の高いソール
  • 排水性と速乾性

泥が付いた障害物は滑りやすいので確実にグリップするソールの靴が良いと思います。
Dunk Wallなど泥水に突っ込むのはざらなので気持ち悪い靴で走らなくて済むようにメッシュなどの排水性が高く乾きやすい靴が良いです。
トレランシューズやローカットの登山靴なんかが良さそう。
専用シューズは排水孔もあって良さそう。

筆者は割と冒険的なシューズ履きましたがFiveTenのアプローチシューズに落ち着いています。
もう、ないけどね!

あと私のようなあほはいないと思いますが、靴下は履きましょう。濡れたり泥だらけにはなるのはやむをえませんがないと靴に入った砂利だったり、皮が剥けたりと痛いです。

2.グローブ

これも怪我の予防と障害物クリアに必須アイテムです。
特に鉄球を運ぶATLAS CARRYは相模湖ではつるっつるの鉄球で素手では泥で滑って重さ以前にもてませんでした。
雲梯も基本泥で滑るのでグリップするグローブはマストです。
また手に食い込むBucket Brigadeなども痛みの緩和に役立ちます。

3.完走後の泥対策

最近はシャワーが完備されているので不要かもしれません。
相模湖が衝撃的だったので、車で行くなら水を2リッターのペットボトルに積んでタオルで拭けるようにとか考えておくといいと思います。

くれぐれもそのままで銭湯に直行したり公共交通機関の利用は避けましょう。

4.水分補給とバッグ

筆者天気が悪い大会が多かったですが、好天の場合暑いですので水分補給対策は必要です。
エイドは潤沢にありますので、補給可能なので500mlくらいでも問題ないと思います。

栄養補給は参加者任せなので、バッグには水と流動食を入れておくことをお勧めします。
特にビーストは栄養補給なしでは完走できなかったと思います。
結構頻繁に補給していましたので、余るくらいの方が心に余裕が生まれます。

バッグは大きいと障害を越えるのに邪魔なので、できるだけコンパクトなのが良いです。
ポケットも物によっては泥のお土産が入るのでジップが付いているものやメッシュで抜けるものを。
やはりトレラン用が相性が良さそう。

ぶっちゃけ障害の難易度は?

ボルダリングで4Qを安定して落とせるくらいの実力があれば登る系の課題に苦労はしないと思います。
四十肩には雲梯系が辛いとのこと。
失敗の可能性があるのは槍投げは時の運。最終盤のHercules HoistやRope Climbもかなりきついです。

槍投げとRope Climbはコツが動画公開されているので見ておきましょう。

あとはとにかくランがきつい。特に昨今は高低差が大きいので・・・。
ランが得意な人には重量物系の障害がきついのでトントンかもしれませんが。

最後に

というわけでスパルタンレースをスプリント、スーパー、ビーストと達成しました。

これでトライフェクタじゃん!とか思ってたら、トライフェクタ達成の条件は1年以内に3つをクリアっていうね・・・。

はは・・・どおりで柄が揃わねぇわけだ